競馬初心者でも3連単10万馬券が獲れる
みんなが忘れた?競馬秋のG1勝ち馬!穴馬!見えない法則
この本の使い方
競馬は「人が買えない馬」を買わないと儲からない!
「人が忘れている馬」が美味しい!
あなたは穴馬を買う時に何を参考にしますか?競馬新聞の記者の打った印ですか。他にも血統データや調教タイム、騎手、その他、様々な判断要素がありますよね。
では、あなたはそのレースについてどれだけのことをご存じなのでしょうか?
「去年の勝ち馬は?2着馬は?何番人気の馬が穴馬だった?では一昨年は?」
おそらくほとんどの方は忘れられていると思います。
ましてや、「去年、一昨年、なぜ、その馬が勝ったのか?なぜその穴馬が走ったのか?」という一番大事な情報は案外見つからないものです。
去年、レースが終わった直後に反省したことを記録している方はいらっしゃいますか?おそらく、馬券がハズレた後は飲んでふて寝でもしていた方がほとんどじゃないでしょうか。
実はどのレースも毎年、繰り返されている「覚えにくく、見えにくい法則」があります。
まさにそれが勝ち馬と穴馬の法則です。
どのレースもそれぞれ特徴を持っていて、勝ち馬や穴馬を見つけ出す要点は一つとして同じものはありません。しかも、これはとても暗記で覚えられるようなものではないのです。
そこで、その要点をレースごとにまとめて整理しました。
その法則で馬を選んでいくと、これが実に良く穴馬を拾ってくることが検証できました。
これを馬券検討に加えるだけで3連単10万馬券から50万馬券ぐらいは狙うことができるようになります。
その「覚えにくい見えにくい法則」を2012年の秋のG1レースに限りまとめたものが本書です。
では、実際のレースでの馬券購入例を見ながら、その内容と使い方をご説明します。
例えばこの本の原稿アップ直前の2012年9月2日の新潟記念を例にとって見てみましょう。
あなたは覚えていましたか?過去の新潟記念がどんなレースだったか?
新潟記念はリピーターが走るレースだったこと
まず、過去5年から7年の同じレースの中でたびたび起こっている事象をまとめてあります。
内容を見てみると、新潟記念がどういう性質のレースか理解できると思います。
過去5年のデータから見る馬券ヒント
1、人気は全く当てにならない。過去3年勝った馬は全部5番人気
2、ナリタクリスタル、サンライズベガ、トウショウシロッコなどリピーターが多い
3、先行馬、中段からの差し馬が馬券の中心
4、平均かスローペースで上がり最速でなくても勝てる馬
5、新潟2000m、東京2000mの実績がある長い脚が使える馬がくる
6、前半60秒~61秒ペースだと前の馬で決着。後ろから差し届かない
7、前走がハイペースで先行して惨敗した馬が人気を落として巻き返す
8、2000mで好走歴がある馬が前走距離1600で人気を落として巻き返す
9、前走一番人気に注意
といった馬券ヒントがありました。
この他にも人気を裏切る馬、穴馬買いのポイント、馬選びのポイント、馬券の組み立て方などの項目が実際にはありますが、ここでは省略します。
新潟は直線が長いので上がり勝負と思われていて、毎年人気の中心は上がりのスピードが速い切れ味のある馬でした。しかし、事実は違います。その事実を一年経つとみんなが忘れしまうので、今年も上位人気馬は上がりの速い馬で占められました。
新潟記念の馬券ヒントに沿って馬を選んでいきます。
まず、注目したのはリピーター
今年の出走馬で去年の新潟記念からのリピーターは去年の勝ち馬③ナリタクリスタル、去年03秒差の4着⑦タッチミーノットの2頭でした。⑦タッチミーノットは去年のことが忘れ去られていて、前走七夕賞の12着のために9番人気でした。これが美味しかったですね。
次に注目したのは上がり最速じゃなくて勝てる馬です。
これは先行か中段から押し切る力のある馬ということで、①トランスワープが該当しました。しかし、前走函館記念勝ち馬なのに時計的に厳しいということと、新潟実績がないので7番人気でした。この馬は東京の2000mで勝ち鞍があり、長い直線を走る脚を持っていました。これも見えにくい法則でした。
次に注目したのはただ1頭、新潟で4勝をあげているのに8番人気の⑨アスカクリチャンで、小倉記念はハイペースを前目の競馬でバテて、6着でしたが、おそらくスローペースの新潟に戻り新潟4勝の力が復活できるとみました。
差し馬は差しとどかない事が多いので、1番人気の⑯トーセンラーも2番人気の⑩エクスペディションも馬券に入れずに、やはり先行馬の⑤コスモネモシンは頭から、⑪ムスカテール、⑱スマートシルエット、新潟で上がり32.3の足を使った⑬ステラロッサを3着につけて買った馬券が図1の馬券です。
新潟記念2012的中
結果は120点買って31万馬券になりました。
タイム差のない5着に入った⑪ムスカテールが3着なら45万を超えていました。
大物を釣り上げようと思ったら、3連単馬券は絞らない方が賢明です。網は大きく広げて引っ掛けるのが上手な人の3連単の獲り方です。
そして、他の人が忘れている法則に沿って勝ち馬、穴馬を買えば初心者でも10万馬券のチャンスはあります。
新潟記念はみんなが忘れている何年も変わらない法則に沿って選んだ馬が見事なまでに3頭とも人気薄でした。誰でもこの人気薄を見つけることができるのがこの本の狙いです。
今回はこれから始まる秋のG1シーズンに向けて秋のG1全11レースの覚えにくく見えにくい「勝ち馬、穴馬の法則」をまとめました。
各G1レースの
過去5年の傾向から見る馬券ヒント
人気を裏切るパターン
穴馬買いのポイント
3連単馬券の買い方例
馬連ワイドの買い方
を解説してあります。
競馬の初心者からベテランの方までスマートフォンに入れて現場でも自宅でも馬券検討に役立つはずです。必ず、他の人が忘れている人気薄の馬から穴馬を見つけることができますよ。それでは秋競馬で高額万馬券を当てられることをお祈りしております。
掲載レース
2012年、秋のG1(中山大障害を除く)
1、スプリンターズステークス9月30日
2、秋華賞10月14日
3、菊花賞10月21日
4、天皇賞(秋)10月28日
5、エリザベス女王杯11月11日
6、マイルチャンピオンシップ11月18日
7、ジャパンカップ11月25日
8、ジャパンカップダート12月2日
9、阪神ジュべナイルフィリーズ12月9日
10、朝日杯フューチュリティステークス12月16日
11、有馬記念12月23日
アイロゴス競馬研究班
水野 宙